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宝塚市議会議員 伊福よしはる 活動日記


宝塚市議会議員 伊福よしはるの日々の活動をつづります
by ifuku_yoshiharu
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ローカルガバナンス学会 in山梨学院大学

ローカルガバナンス学会 in山梨学院大学_a0084645_158591.jpg
今日は、山梨学院大学にてローカルガバナンス学会の講演に参加してきました。

講演者は、今村都南雄 教授。

山梨学院大学法学部教授、中央大学名誉教授、第27、28地方制度調査会委員、元日本行政学会理事長。



公共性の空間は決して中央の「官」の独占物ではないといことを改革の最も基本的な前提として再認識しなければならない。

国と地方公共団体との間では、公共性の空間が中央の官の独占物ではないという理念に立ち返り、統治権力の適正な配分を図るべく、地方分権を徹底する必要がある。

今日、公共性の空間は、もはや中央の官の独占物ではなく、地域社会や市場を含め、広く社会全体がその機能を分担していくとの価値観への転換が求められている。


「地方公共団体における行政改革の推進のための指針」総務省2005年3月

この中では、新しい公共空間を行革のエサに使っている。これはけしからん。幼稚園の民営化が本当に新しい公共空間と言えるのか?

幼稚園というのは、どういう形態が良いのか、公がやるべきか、民がやるべきかなど、時間をかけて市民と議論して形作る事が真の新しい公共空間である。


新しい公共と言い出した今は、行政の大きな転換期である。


世田谷区で新しい公共がでてきたのは、社会福祉の面で寝たきり老人などの介護でかゆいところに手が届くサービスを行うには、行政では限界にきている。

そのため、行政ではなく、ほかでやってもらう所から来ている。

また、阪神大震災において、行政が機能しなかった。そのときに活躍したのが、市民団体やボランティアだった。

行政の限界が路程したものだ。

その後、市民立法という形でNPO法が制定されたのである。


市民は公共サービスはお上が決めることだと思っている。

気になる新しい公共として、鳩山前首相は、いっていたが、その施政方針演説の中で肥大化した官をスリムにする、新しい公共を金べらし、人減らしの道具にしている点がいけない。


・公共サービスと「官民関係」

世田谷区は区民との協働の仕組みを考えていくうちに、単に区民の参加を得て行政施策を進めていくだけではできないことに気づき、区民と事業者と行政が共に手を携えて行わなければ達成できない分野を「新しい公共」と名付けて取り組むことにしたそうだ。


・あらためて問われる行政の責任

そもそも「公共とは、すなわち行政」という伝統的理解が間違っている。

パブリックとしての公共はもともと市民のことである。

だから、行政が主導権を握って、そのもとで三セク方式を活用したり、自発的な市民的協力を仰ぐというだけにとどまらず、NPOや市民ニーズに応える事業者と行政が、文字通りの協働のシステムを創出することが求められているのではないか。


ローカルガバナンス学会 in山梨学院大学_a0084645_1582223.jpg
講演後、江藤先生や元多治見市長西寺先生を囲んで、議会基本条例に関する討論会を行って頂きました。

内容は、宝塚市が制定しようしている議会基本条例についてです。

まず、基本条例作成時に市民さんが必要かどうかという点です。

先生が言われるには、四の五の言わずにまず作ることだと言われていました。作れば少しずつでも変わっていくから。



また、議会が市民と協働するということについて。

先生は、議会こそ市民と協働するべきだ、と言われます。

実際に、先生の著書「自治を担う議会改革―住民と歩む協働型議会の実現」では、協働型議会として、積極的に市民参加をすすめる方法が書かれています。


宝塚市では、議会も協働の原点を導入しようとしています。

先生が言われる協働型議会を。

どこまで盛り込めるか、また他の議員にどこまで理解してもらえるか、そこがポイントですね。
ローカルガバナンス学会 in山梨学院大学_a0084645_1553239.jpg


by ifuku_yoshiharu | 2010-07-31 21:47
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