宝塚市議会議員 伊福よしはる 活動日記


宝塚市議会議員 伊福よしはるの日々の活動をつづります
by ifuku_yoshiharu
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高齢者福祉と介護保険

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今日も、引き続き地方議会総合研究所主催の研修を受けました。

講師は、東京有明医療大学 千葉喜久也 准教授。

ご本人も、リハビリ型のデイサービスを経営されているそうです。


◆1.今、高齢者福祉は

①老いることは耐えることではない

②退屈、孤独、孤立からの脱出

③間違った医療・介護の現場

④施設入所者の7~8割は廃用性

⑤自分のことは自分で決める




◎人生は「耐えることではない」

何に耐えているのか

「自尊」と「不安」の葛藤

虚弱、または認知症の高齢者は、不安によって自尊を抑圧している。

高齢者の「自尊」は数十年かけて築かれてきたもの。

認知症の発症、施設入所による「不安」の増大→コントロール不全

→問題行動

→ダイバージョナルセラピーによる自尊の回復と不安からの解放

→バランスとコントロールの援助→回復



◎生活支援とは、

朝、目が覚めたとき、ベットから起き上がる理由を持てるように手助けすること。

・認知症の方に、誕生日にケーキを食べさせることが、本人にとって喜ばしいことではない。

赤ちゃんのような人形を毎日世話することによって、生き生きするようになった。

・元気なときにフラダンスをしたかった。

フラダンスができるようにすると元気になった。


お年寄りが早く亡くなるようにするには、施設を3回変えれば亡くなる。

環境が変わることは、老人にとってかなりの負担になる。

介護疲れで施設に入れるよりは、元気な内から入っていた方が、負担は少なくなる。



◎間違った医療・介護の現場

・特養利用者の8~9割が過介助による廃用状態である。

・歩ける人が歩けなくなる現実

・やれることが出来なくなる現実

・世話のし過ぎとお節介の現実


本当に福祉の現場では、その人が求めている事を本当に行っているのか?

いきいきと生活できるような支援を行っていない。



◎何故、廃用は起きるのか?

・そもそも、廃用とは?

生活不活発症

①用をなさなくなること

②長い間使わなかったために、器官や筋肉の機能が失われたり、萎縮すること

・運動不足によって起きる、心身の機能低下

・お世話のし過ぎ

・おせっかい




◎自発性を引き出すということは

①生活に主体的に参加させていますか

食事・入浴・掃除・運動

②生活のかなで「選択」、選ぶことをさせていますか

起床、身支度、洗面、食事、活動、…


→結果的にサービスを押し付けていませんか?




◎ちょっと思い出してみてください

その人らしい「生活」を送れていますか?

私たちは、そのサポートができていますか?


本人も今日やりたいこと行きたいこと、をサポートできているか?




◎能動的生活(諦めない生活)

・今日、何を着るか

・何時に寝て、何時に起きるか

・食事は何を食べるか

・自分の仕事、趣味を続ける

・あなたの人間関係(家族・友人・職場)を維持

・行楽に行ったり、行きたい所へ出かける

・財産(お財布)を自分で管理

・今日一日、何をすて過ごすか

・サークルや社会活動に参加する


・選ぶことが、その人の主体性がでてくること!


・問題は、男性高齢者。

なかなか地域に出てこない。奥さんを家庭にしばってしまう。


いろんな事を押し付けられて、ゆっくりできない。イベントや行事が押し付けになっている時もある。



◎生きている時に自分のことは自分で決める

・あなたに代わって、あなたの医療やケアに関する判断・決定をして欲しい人

・あなたが望む医療処置・望まない医療処置について

もし、食べれなくなったら、そのままでいいのか?管を通して処置するのか?


・あなたの残された人生を快適に過ごし、充実したものにするためには、どのようにして欲しいか

・あなたの大切な人々に伝えたいこと




◆2.変わる介護保健制度

①喜ばれた介護保健

今までは、家族が介護を行ってきた。

今は、住む場所が違い、なかなか面倒が見れない。

また、面倒見たくても、家族自身も高齢になっている。


②利用者拡大で財政圧迫

③利用制限を求める財務省

④利用できない介護サービス

⑤期待される特養の役割

⑥家族介護の限界



◎医療・介護の急速なニーズ拡大

・国民医療費(32兆4202億円、2010年度)

65歳以上で20兆7172億円(総額の55.4%)

うち75歳以上で12兆4685億円(同33.3%)

・介護保険制度(7兆8204億円、2010年度)



◎介護費用と医療費用の見通し

介護費用 現在約9兆円 → 2025年には約20兆円

医療費用 約40兆円 → 2025年には62兆円




◎利用者を取り巻く現状

どんどん医療費が増えていった。


病院へ入れるより、老人ホームへ入れた方が安くすむ。

医療費を抑制するためにも、介護保険制度ができたいったというのが、正直なところ。


今までは、1日でも長く生きることが医療の目的だった。

しかし、60代、70代の方が長く生きることと、それ以上の方が長く生きることの本当の医療のあり方が考えられるようになった。



◎日本の医療

多い病床、長い入院、少ない医療職


海外は、在宅医療が進んでいる。

日本も、もっと在宅医療を進めなければ。

自宅で亡くなりたいと思っても、日本では難しい。

制度や施策が進んでいない。

高齢者の増加とともに、今後、看取りの場所が無くなる。


◎日本の常識は世界の…

・8割が病院でなくなる

・外国は半分である

・在宅支援が手薄である。



◎自宅死の多い地域

1位 奈良県 17.2%
3位 兵庫県 15.7%


在宅医療推進会議の目標

自宅、非医療機関で看取り率 25%




◎どこで最期を迎えたいか?

滋賀県民への聞き取り

50%は自宅。

実際は15%。




◎在宅での看取りを阻む要因

家族関係の問題(コミュニケーション不足)

・本人と家族内の意見不一致

本人は、最期でもいい。家族は少しでも長く生きて欲しい。

・治療法の選択肢や必要性の有無を含めたそれぞれのメリットとデメリット

・死が切迫した時の兆候についての理解


若い人の死と、高齢者の死が、同じように考えられてるのが、今の問題かもしれない。

今後は都市部でどんどん高齢化が進んでいく。



◎介護サービス体制の改革

介護施設を作っても、床数を増やしても介護職が集まらない。

特養を作っても、働く人がいないから、閉めるところもでてきている。



◎改革により施設入所者の数を抑制していく


介護保険制度について

国の制度のようにできない市町村がでてくる。

サービスを受けれる人と受けれない人がでてくる。

お金がないから。地域の事情など。

なかなか認定を受けれない人も出てくる。

市町村によっては、今までのサービスが受けれなくなる所が出てくる。


今後は、より重度でなければ、施設に入れなくなる。

将来は、要支援1,2、要介護1,2を介護保険からはずすだろう。

地域包括ケアシステムに、自治体に押し付けてくるだろう。




◎平成24年度介護報酬改定に関する審議報告

①地域包括ケアシステムの基盤強化

高齢者が住み慣れた地域で生活し続けることを可能にするため、
1)高齢者の自立支援に重点を置いた在宅・居住系サービス
2)要介護度が高い高齢者や医療ニーズの高い高齢者に対応した在宅・居住系サービスを提供する。
また、重度者への対応、在宅復帰、医療ニーズへの対応など、各介護保険施設に求められる機能に応じたサービス提供の強化を図る。


②医療と介護の役割分担・連携強化

医療ニーズの高い高齢者に対し、医療・介護を切れ目なく提供する観点から、医療と介護の役割分担を明確化し、連携を強化するため、
1)在宅生活時の医療機能の強化に向けた、新サービスの創設及び訪問看護、リハビリテーションの充実並びに看取りへの対応強化、
2)介護施設における医療ニーズへの対応、
3)入退院時における医療機関と介護サービス事業者との連携促進、
を進める。また、これらを実現するために、看護職員等医療関係職種をはじめ必要な人材確保策を講じることが必要である。


③認知症にふさわしいサービスの提供

認知症の人が住み慣れた地域で可能な限り生活を続けていくため、小規模多機能型居宅介護、認知症対応型共同生活介護、介護老人福祉施設、介護老人保険施設において必要な見直しを行う。



④介護職員の処遇改善等に関する見直し
・介護職員の処遇改善に関する見直し
介護職員の根本的な処遇改善を実現するためには、補正予算のような一時的な財政措置によるのではなく、事業者の自主的な努力を前提とした上で、事業者にとって安定的・継続的な事業収入が見込まれる、介護報酬において対応することが望ましい。
介護職員の処遇を含む労働条件については、本来、労使間において自律的に決定されるべきものである。他方、介護人材の安定的確保及び資質の向上を図るためには、給与水準の向上を含めた処遇改善が確実かつ継続的に講じられることが必要である。そのため、当面、介護報酬において、事業者における処遇改善を評価し、確実に処遇改善を担保するために必要な対応を講ずることはやむを得ない。
これは、介護職員処遇改善交付金相当分を介護報酬に円滑に移行するために、例外的かつ経過的な取扱いとして設けるものである。

給与が安い、人が集まらない、職員の質が悪くなる

入れ墨が入った人が雇われている現状もある。




3.認知症施策推進5カ年計画

①認知症ケアパスの作成・普及

②早期診断・早期対応

今やらなければいけないこと。

その人を認めてあげる、褒めてあげる。

そうすると、認知症特有な行動障害が起きてこない。

穏やかな認知症ですむ。


③地域で支える医療福祉サービス

④地域で支える生活支援

⑤若年性認知症施策の強化

⑥医療・介護の人材育成



◎認知症と物忘れは違う

人の名前を思い出せない

食べた物を思い出せない。



これらは物忘れ

認知症は、会ったことも忘れる。

食べたことも忘れる。


物忘れが始まる



買い物ができない → させない

家事ができない → させない

食事、洗濯 → やらせない



ぼんやり過ごす

一生懸命世話をする

本人は、介護拒否



下着を隠す(失禁を隠す)

懸命に介護すると悪化する



心中したい


世話する方は、一生懸命やっているのに、なぜ報われないの?

本人としては、自分でやるべき事をすべて奪われている。それが、介護拒否につながる。



・赤ちゃんポストの老人版

特養の施設においていけ!

消防署、行政、老人ホームにおいていけ!

心中するよりマシ。

お年寄りに対して、にっちもさっちもいかない場合は、置いていって下さい、という施策も必要だ。

心中するよりマシ。




本人の視点で「料理をつくってあげる」ありがとう。でも「悲しい」



ずっと続くと構わないで「介護拒否」良かれと思ってやっても、自尊心、感情を傷つけると「いや」
認知症になっても自存心、嬉しい、悲しい感情が残っている。



家に帰りたい



天気が悪い
ここが家よ



理由を言ってなだめる・説得する

仕方なく納得 いや がたまる


認知症は感情に敏感になっていく

認知症の人の気持ちになって介護を考える



料理をやらせる。手伝わせる。否定しない、説得しない



自分から行うようになる




◎介護職員の賃金

平均賃金

看護師 322千円

ホームヘルパー 211千円

福祉施設介護員 214千円



ヨーロッパでは、介護と看護は一本。

日本では、介護と看護が別れている。

そのため、医療行為が行い場合がでてくる。



・自分が何をしたいか、話をして確認して欲しい。

それがケアマネが入れば、あれもやりましょう、これもやりましょう、と自力でやらす事を減らしてしまう。

介護は予防できることがたくさんある。

できることは、自分で何でもやってもらう。




・包括支援センター

民間委託している所がやばい。

委託先もデイサービスや特養、ショートステイを持っている。

高齢者を抱え込む。

他の施設がつぶれてしまう。

高齢者の選択肢がなくなる。


包括支援センターからの、利用者の紹介はどうなっているか?




4.介護は予防できる

①元気高齢者で街おこし

②高齢者の街づくり

③75歳から80歳のチアガール

アメリカ、サンシティ

高齢者だけのまちづくり。高齢者に合ったまちのしくみ。


④男性高齢者の社会参加

⑤安心して高齢者になるしくみ



◎最期まで地域で生活するためには

75歳まではまだまだ元気

75歳以上にどう対応していくかが、自治体の施策になる。




◎望む場所で最期まで過ごせる社会にむけて

~需要爆発、労働力危機、財政危機のなかで支える~

・供給側へのアプローチ

→優れた専門職を必要な数、計画的に育成する。

→学際的チームアプローチが実践できるようにする





◎目標・手段・方法を考える

・人生には目標が必要。

・目標が決まったら達成するための手段、方法を考え実行する。

・実行することで目標は達成できる。





◎過去よりも今、そして明日

・過去から学ぶことは必要。しかし過去に支配されることはない。

・人は常に変わり、変わり続ける者。

・人生は、すべての瞬間が1回しかない「一期一会」の精神。過去を参考にすることはあっても、過去にとらわれることは愚かなこと。


高齢者に大学の聴講をタダにすべき。

ボストン大学では、無料。校内を高齢者がウロウロしている。

学生にとっても良い刺激になっている。




◎幸福は、あなたのすぐそばに

・今あなたのそばには、あなたを気にかけ、あなたのことを思っている人がいます。

・褒めて欲しいときには「褒めて欲しいと」口にだすこと。

・弱音を吐いてもいい、「助けて」と伝えること。



◎人生の終焉

・男は妻に看取られて逝くつもり。

・過去の栄光と共に死す。

・男性は人生の下り坂を考えることが必要。


・女性は「自由」になった。純愛の季節。



・パートナーとしての条件は損得ではなく、一緒にいて楽しいかが条件。



◎熟年の結婚願望、共通するのは「寂しさ」

・男性は、一緒にご飯を食べる人、作ってくれる人

・介護も頼みたい。

・看護師、家政婦を求めている。



・女性は、かわいい男、役立つ男、パソコンに強い人

・一緒に美術館に行ってくれるような人=人生を楽しみたい。

・これまでの分も取り戻したい。貪欲で積極的。




◎あなたが輝くために

・障害があっても、病気になってもこれが普通の生活だ、当たり前の生活と受け止め、この中に喜びや幸せを受け止めることが大切。

・自分以外の人間に「期待過剰しない」、がんばることのできる自分に期待する。

・1つの目標達成には「29の成果」があり、「300の努力が必要」(ハインリッヒの法則)



◎あなたも…

・会いたい人に会い、行きたいところに行き、食べたいものを食べる努力をしてください。

→それが生活の糧、目標になる。

・体調が悪くなったり、困ったら声を出しましょう。無理して我慢していませんか?

・失敗してもいい、迷惑をかけてもいいです。安心して失敗し迷惑をかけながらでも生きられる環境をつくりましょう。



◎そして、今…

・自分を責めない。

・自分を励ます。

・体力をつける。

・人生の目標を持つ

①どんな人生を送るのか

②自分の夢は

③今日が楽しいか

夢を語り、夢がかなうように努力することが、生き生きできる秘訣かも…。



<まとめ>

自立支援とは、なんでもやってあげることではない、ということが良く理解できた。

自分でできる事はやってもらう。

夢を持ってもらう。

自主的に活動してもらう。

そういうことが、介護における予防につながる。


先生のお話のなかには、

認知症の母になんでも聞け、というのがあった。

今日の料理は何にする?どうやって作ったらいい?味見して!…など

そうすれば、認知症の母は、うちの娘は私がいないと何にもできないと言い、それが母の生きる糧になるのだと。


また、体が悪くても、頑張って医療機関までいく。

買い物へ行く。デイサービスまで行く。

安易に車で送ったりすると、逆に本人の体力を奪い、より老いていくのだと。


制度改正により自治体が地域での包括支援を行っていかねばならないが、高齢者の方たちが自分らしく生きていけるように手助けしていかなければ、本質的に解決できない事が理解できた。
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by ifuku_yoshiharu | 2016-07-28 22:03
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