昨日に引き続き、自治体議会政策学会主催の講座を東京都千代田区の鋼堂会館で受講しました。
全国からおよそ150人の議員が集まる大盛況ぶり。
第1日目の講師は、明治大学大学院教授、元東京都副知事という経歴を持つ青山佾(やすし)さんです。
青山さんは、「東京都副知事ノート」「小説 後藤新平」など著書があり、作家としても活動されています。
また、東京都の職員から副知事まで登りつめた方で、講義の内容も行政側の職員としての実体験を基に話をしてくれるので、大変分かり易く、かつ引き込まれる内容でした。
私がこの講義で一番感じた内容は、
「自治とは、地域の特性に応じて、自分たちで政策を決定し、実行すること。」
という言葉です。
「地域の特性に応じて」とは、地方自治を語るうえで、何度も耳にする言葉です。
しかし、実際には、
国(中央)が実権(お金)をにぎり、
交付金(お金)を与えることによって、国が地方をコントロール(中央集権)する
という形になっています。
宝塚市でも、お金とは関係ない内容ですが、
宝塚市の教育長は、国からやってきています。
教育長人事について、よく市民の方から聞かれるのですが、
本当に宝塚という地域特性を活かした教育をするためには、国からやってきたトップでいいのだろうか?
それとも、宝塚市内で、現状・現場を把握した人材を育て、教育長に起用するのがいいのだろうか?
国からやってきたから、ダメだ、とは、
いちがいには言えませんが、教育に関して、もっと議論するべきだと思います。
P.S.
写真は、鋼堂会館の前で。左から3番目が竹下教授。4番目が西寺 前多治見市長。そして、市民ネット@宝塚のメンバーです。