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18日付けで、兵庫県内の市町の健全化判断比率が公表されました。
健全化判断比率とは、夕張市の破綻に伴い、自治体財政健全化法が導入され、財政の健全度を測るため、4つの指標で表されたものです。 その指標は、 1.実質赤字比率 2.連結実質赤字比率 3.実質公債費比率 4.将来負担比率 の4つ。 上記の1.2.は、ほとんどの自治体では赤字になっていません。 ポイントは、3.4.。 簡単に言うと、 3.実質公債費比率は、どれだけ借金をしているか? 4.将来負担比率は、毎年入ってくる税収に対する借金の割合。 つまり、借金が多ければ、毎年入ってくる税収で返していかなければならないので、将来の子どもたちに借金を残さないという比率。 に関する指標と考えてもらえればと思います。 3.実質公債費比率については、 18%を超えると起債に国や県の許可が必要な許可団体。 25%を超えると早期健全化団体。 35%を超えると財政破綻状態。 4.将来負担比率については、 350%を超えると早期健全化団体として、国へ財政健全化計画の提出が義務づけられています。 ◆県内における宝塚市の順位は??? 実質公債費比率は、5位。(9.0% 県内平均14.0%) 将来負担比率は、9位。(96.2% 県内平均149.2%) なかなかの成績です! ◆阪神間で比較すると、 実質公債費比率 将来負担比率 宝塚市 5位 9.0 9位 96.2 尼崎市 7位 10.4 32位 205.8 西宮市 12位 13.4 10位 100.1 芦屋市 33位 19.9 33位 206.7 伊丹市 3位 8.3 12位 104.8 川西市 8位 10.7 23位 170.6 三田市 20位 15.7 4位 28.7 現在の数字としては、大変優秀です。 しかし、今後どの自治体も同様に、約50年前に建てたコンクリート構造物が耐用年数に達しようとしています。 今後、これらを建て直すには、莫大な費用が発生する事が目に見えています。 宝塚市においても、今後10~20年の間に、上下水道施設や橋、ゴミ焼却場など、多くの施設の建て替えが必要になってきています。 行政は、単年度予算主義ですが、将来を見据えた長期的な経営的視点がますます必要になってきています。 私としても、黙って見過ごすわけにはいきません。 今までの経験を活かし、これからの大きな難題に取りかかっていく所存です。
by ifuku_yoshiharu
| 2009-09-19 20:42
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