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宝塚市議会議員 伊福よしはる 活動日記


宝塚市議会議員 伊福よしはるの日々の活動をつづります
by ifuku_yoshiharu
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赤穂市民病院 視察  宝塚市立病院特別委員会

赤穂市民病院 視察  宝塚市立病院特別委員会_a0084645_151643.jpg
今日は、平成14年度から16年度まで黒字経営を行っていた赤穂市民病院へ視察に行きました。

赤穂市民病院は、兵庫県下において、非常に優良な公立病院です。

以前、東日本税理士法人グループ(株)医療シス研 主催のセミナーに参加したとき、赤穂市民病院 第3代院長の邉見公雄さんが以下のようなことをおっしゃっていました。

医師、看護婦が激減している。
公立病院に残るのは、バカかロマンチストだ。
しかし、公立病院を好きな人が5人いれば立ち直すことができる。
ちなみに私は、バカでロマンチストだ。

詳しくは、過去の記事参照「公的病院改革のあり方セミナー in 日本青年館ホテル

こんな挨拶をされ、非常に衝撃を受けたのを覚えています。

今回の視察も、そんな院長先生の思いがずしりと伝わってきました。



<以下視察内容>

赤穂市民病院は、建物の老朽化やベット数が少なかったなどの要因で、平成10年2月に新築移転しました。

新築した建物は、7階建て、病院延床面積23,205m2。

開院当初は、12診療科、364床でしたが、地域住民の意向により、心臓血管外科、歯科口腔外科、形成外科などを開設し、現在では20診療科、420床(一般416床、感染症4床)まで拡大し、地域完結型医療の中核的役割を担う病院となっています。


◆患者サービスとして、

・病室全部にトイレ、洗面などを設置し療養環境を確保。

・市内循環バス「ゆらのすけ」は病院玄関前まで運行。神姫バス系列の会社へ補助金を出して運営を行っている。


◆病院経営においては、「患者に選ばれる病院づくり」を経営の基本とし、「病院こそが市民のコミュニティーセンターたるべし」として、市民参加による開かれた病院づくりを行っています。

「コミュニティーセンターたるべし」の実践として、病院内でイベントを主催しています。市民の方々が出演者となり、音楽隊や手品、また子ども神輿が病院内を練り歩くなど、到底病院内でそんなことが…なんてことを行い、地域の方が気軽に集まってこれる場所づくりを目指しています。

また、病院祭やトライやるウィーク、高校生に看護の実習など、全国のいろいろな取り組み事例を参考にしているそうです。

「市民参加の開かれた病院づくり」のもう1つに、開院時からたくさんのボランティアの方々に、いろいろな活動を通じて支援してもらっているそうです。これが、赤穂市民病院発展の大きな要因となっていると語っておられました。

赤穂市民病院では、現在150名の方がボラティアとして登録されています。

ボラティアの方がたくさんおられる理由として、当初からお手伝いしてくれる市民の方がおられたそうです。

そこで病院としても、病院内で市民の方に何ができるのかを検討したそうです。そして、ボランティアの方々を登録制にし、作業などを行ってもらっているそうです。また、ボラティアの方が作業をしやすいように、お互いが話合いながら、時には必要な機材も買いそろえて提供しているそうです。

お手伝いしてもらっているボランティアの方には、お礼として、無料で健康診断などを行っています。

ボランティアの中には、受付の案内など作業的なボランティアや絵画や写真を提供してくれるボランティアの方もいるそうです。宝塚市においても、ハンドマッサージやネイルケアなど、緩和病床などで、活動しておられるボランティアの方がおられるそうです。


◆公立病院改革プランより、抜粋。

赤穂市民病院の果たすべき役割
・救急医療の提供
・災害医療の提供
・がん対策
・感染症対策

特色ある病院づくり
・救急医療
・地域関係機関との連携
・災害及び地域がん診療連携拠点病院としての機能

一般会計負担の考え方
繰り入れは、地方交付税措置額 約6億円を目安としている。原則として、独立採算の経営を目指している。

宝塚市の場合は、14億円繰り入れていることを考えれば、非常にすばらしい経営である。
医業収益も宝塚市とほぼ変わらない。



◆経営に関して、しっかりとシュミレーションされていると感じました。

平成10年から19年までは、病院を新築した経緯もあり、毎年3億の赤字を計上し、議会の承認もあったが、実際には平成14年には黒字化を達成しています。

特に、病院事業健全化実施計画において、第5次の場合は、病院の基本方針である、3項目

1.患者を主体とした病院づくり

2.特色ある病院づくり

3.継続を前提とした安定経営の推進

を達成するために、それぞれを細分化し、さらに課題を設定してます。また、委員会形式でその課題を解決させるためのグループを作り、経営改善を行っています。

この件に関し、質問を行ったところ、
第4次の計画までは、事務局がほぼ作成したようなものだったそうです。

しかし、第5次は、職員提案を中心に計画を作成したそうです。その代わり、職員たちには、きっちりと責任をもって事業の改善を行ってもらいます。と強い言葉で言われていました。

その他で、第4次と第5次の違いは、担当を以前は、課単位で行っていたそうですが、実際の業務を改善するには、課単位では動かなかったそうです。

そのため、1つの課題を解決するために委員会形式をとり、ある課題を解決するために、どの委員会が、いつまでにどんな事をやっていくのか?ということをしっかりと計画されていました。

これには本当に関心させられました。

宝塚市においても、是非取り入れて欲しいと思います。


いつまでに、誰が、何をするのか?

それは、何のために行うのか?

それをすることによって、何がどう変わるのか?

ということをしっかりと話合い、計画に落とし込んで欲しいと思います。




◆ここで、赤穂市民病院の基本的方向性を記しておきます。

・基本理念

「良い医療を、効率的に、地域住民とともに」

院是「恕」(おもいやり)を基本姿勢として、地域住民の健康増進のため、他の医療機関や保健福祉分野と力を併せ、地域中核病院として、当地域の医療を担うと共に、さらに高度な医療に対応できるよう努めます。

・基本方針

患者満足度の向上、救急・災害医療、がん治療、感染症対策の充実、将来に向けての健全経営の確保を主題として、

1.患者を主体とした病院づくり

2.特色ある病院づくり

3.継続を前提とした安定経営の推進

の3本柱で健全化計画を構成するものとする。

その行動指針については、

1.患者の視点を尊重した接遇の実践

2.職員間の連携と愛着心の高揚

3.経営参加と自己評価
赤穂市民病院 視察  宝塚市立病院特別委員会_a0084645_193720.jpg


by ifuku_yoshiharu | 2009-10-20 22:04
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