今日は、北海道大学の農学部に行ってきました。
説明して頂いたのは、生物生産工学 海津 裕 准教授。
目的は、官学連携による農業事業です。
宝塚市も北部は農業地帯ですので、農業の活性化という観点からお話を聞いてきました。
まず、研究しているのは、
・ロボット農業
・バイオ燃料
・衛星カメラを活用した農業
・産業用無人ヘリコプタの活用 など
今取り組んでいる事業は、北海道庁、北海道開発公社、北海道農業近代化技術研究センターと共同でおこなっているそうです。
主な内容は、台地の整備を低コストで行うというものです。
詳細は、まずGPS付きのトラクタで台地の高低差を読み取ります。その後、作物や牧草などを育て、実際の地面と作物の高低差を測定し、発育が悪い箇所に対して重点的に肥料などを増やしてやるというものです。
これが、なぜ台地の整備につながるかというと、
通常、台地を削り取るとき余分に削り、そのうえに作物によい土をかぶせるそうです。
そのため、普通に削るのではなく、余分に削って、その分別の土をかぶせる手間が非常にかかっていたそうです。
しかし、今回のロボット農業的な機械を入れることにより、台地は削ったままで、発育の悪い箇所だけ対策をとるという方法がとれるようになったそうです。
農業の世界にもどんどんITやロボットが進出してるんですね。
これで、飛躍的に作業が楽になるそうです。
このような発想は、なかなか私たちでは思い浮かびません。やはり、大学という豊かな想像力をもった学舎を活用する意義を今回身にしみて感じました。
p.s.
北大の環境はすばらしいです。
こんなところで勉強できたらな~ なんて、大学生のときを思い起こしました。
写真は、大学内にある重要文化財です。
こんな大木もありました。驚き!